« 日食 2012-05-21 | トップページ | ミーントーン調律からバッハへ »

2012年6月15日 (金曜日)

感謝☆ ~Bachの調律法~ そして研究会

現代ピアノでの古典調律法を探る。近況報告。

今年、北美登利さんの企画で実現した実験コンサート1/27日の第一回目では、現代のピアノでの純正長三度・広い長三度のあり方やその響き、そして弾き方との関わりが明らかになってきて、たいへん実りの大きいものとなった。

春、かねてから池末隆氏提案のバッハの印章から解読?の調律法を 再度北さんちで実験させてもらったのが4/12日。かなり現代ピアノにも相性がいいことを確認。

その後、安田昌弘先輩・加藤正人氏 が 十二音相環図の研究会を発案してくれたのを受け、現代ピアノ用に修正を加えたBachの調律法?で、北さんコーディネイト&坪内久美子さん演奏&山下芳男さんに録音してもらったCDをもって、東京八王子のユーロピアノへ。

6/9日、30名余りの国立音楽大学ピアノ調律科卒業のピアノ調律師が集まり、研究会が開催された。
「仲間がこんなにたくさんいる」 ことに、改めて感謝 m(__)m
自然倍音・ピタゴラス音律・純正律・ミーントーンなどなど、根源となる調律法を、超一流専門家集団により実験&検証。
新たな発見も含め、『現代ピアノへの古典調律法のこころみ』 が確かなものへとなっていった事を実感。

6/8日研究会前日、池末隆氏との真夜中の話も、音律の 極めて興味深い内容へと突入。おっさん同志の青春再現。

6/10日、この研究の核ともなる 『祈りの響き』を教えてもらった 我が師、上杉紅童先生に報告。
『よかったね。』と言ってもらって 涙。

そのあともミラクル!
東京らしからぬ がら空きの電車で、昔 お世話になっていた 老舗 斎藤ピアノ調律所の斎藤孝さんに、偶然出会えて、握手。 もう30年近くなる。かつての無礼を詫び 、そして 心よく話をしてもらえて、長年の心のつかえが解消。
『また遊びにおいで』 と言ってもらえて ほんとうによかった。
山手線で 昔住んでた恵比寿を通る時、ご挨拶に行かなきゃ・・・ と心底思っていたところだった。

そのほかにも、たくさんの 友人・先輩・後輩・親戚にお世話になり、心の繋がりを強く感じた東京の3日間。

感謝を忘れず 精進したい。

|

« 日食 2012-05-21 | トップページ | ミーントーン調律からバッハへ »

コメント

天の導きのような、何かの意思すら感じてしまう顛末ですよね。
自分にとっても非常に印象深い記憶になりそうです。
感謝

投稿: MK | 2012年6月15日 (金曜日) 21時22分

加藤さん、そう言ってもらえて嬉しいです。
これから益々楽しみになりました。みんなでいっぱい実践を積み重ねていきましょう!
これからもよろしくお願いします。

投稿: 440 | 2012年6月15日 (金曜日) 22時10分

素晴らしい出会いと収穫でしたね。

でも、やはり良いピアノに対して、なのかなと。

弊ピアノにはまたぞろ愛想が尽きてきたような。
やはり楽器としてのピアノは¥200万以上でないとダメかなと思っている昨今。腕はさておいて。(^^)

投稿: 庵敦 | 2012年6月16日 (土曜日) 09時35分

昨日、バスケ仲間の家に、調律に行き、44o氏の上京、講演のお話をしたら、懐かしがっていました。イースタインB型。昔440氏が見に来た事があったんだよと言ってました。興味持った事は、とことん追求するのは、変わらないと、彼女も言ってました。

投稿: jacky | 2012年6月18日 (月曜日) 00時24分

アントンさん、ありがとうございます。
湿度が上がってきています。エアコンなどで少しでも下がる工夫をお願いします。
また、音楽の続きも楽しみにしています。

Jacky先輩、B型よく覚えています。
かわいい素敵な方でしたね~
オビカくんに連れられお邪魔したように思います。

投稿: 440 | 2012年6月18日 (月曜日) 21時06分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 感謝☆ ~Bachの調律法~ そして研究会:

« 日食 2012-05-21 | トップページ | ミーントーン調律からバッハへ »