大好きなピアノ ~イースタイン~
とても大事にされていたのがよく判るYさんちのEASTEIN。
この度、次のオーナーが決まって一旦工房に入ってきました。
クリーニングされたトップカバーもいっしょに!
分解掃除をし始めていつもと違う感情が沸き起こりました。
短期間ではありましたが、このピアノの工場で勉強させてもらった時に見た、各工程の丁寧な動作がよみがえってきたのです。
分解掃除する私の手にも、おのずと愛情が移りました。
ピアノ工場にはカンナがつき物。
いつも誰かがカンナを磨いでいました。
金田さんが寸法を調整して着せたパネル類を取り外します。
金田さんは、いつもなんだか楽しいことつぶやきながら仕事をします。
次に、吉田さんか宮田さんが組み入れて、一つ一つカンナで隙間を調整した鍵盤を取り外します。
弦を打つ「アクション」を組み立てていくのは宮田さんと吉田さんでした。
私もこの工程を習いました。
親分の黒駒さんが製材した響板は、船越さんが削って仕上げたもの。私も支柱のモミの製材を手伝ったことがあります。
木工から勉強したかったけど、機械が危ないから と・・・
前沢さんが張った弦をピカピカに磨きます。
前沢さんの張弦の道具(チューニングハンマー)の柄は、長年の間に磨り減って、形がすっかり変わっていました。
駒を削ったのは菊池さん。駒ピンを打たせてもらったこともあるけど、思うようには打てませんでした。
さわさんが磨いて仕上げた外装も再び磨きます。
私の磨き方は、ノムピアノで習った方法。熟練していないので、スピードコントローラーで回転を落として使っています。
知っている人の手作業を思い出しながら、その続きをしている感覚。ほんとうに幸せに思っています。
もう少しでピアノの大掃除が終わったら、こんどは加古川のTさんちへ。
Tさんもうちょっと待っててくださいね☆
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
楽しみに待ってま~~す♪(Tさんじゃないけど・・・)
投稿: mido | 2012年12月16日 (日曜日) 22時22分
midoさん、m(_ _)m
明日も一日がんばります。
投稿: 440 | 2012年12月16日 (日曜日) 23時51分