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2016年1月19日 (火曜日)

鍵盤ブッシング貼り替え(調律の際に・・・)

B1r0012967B2r0012969B3r0012970B4r0012972B5r0012975B6r0012977B7r0012978B8r0012979B9r0012980B10r00129835年も10年も続けて調律に伺わせて頂いているピアノのコンディションは、自分の仕事の積み重ねの結果に相違ないので、どんどんと責任が増していく。(^_^;

今日のピアノもそんな中の一つで、地元公立保育園の古いアップライトピアノ。
46年間も園児を見守り続けて来たピアノだ。

毎年同じ時期に調律を重ねると、音程・タッチ・音色が安定してきて、予定の時間内で様々な修理もしていくことができる。

今回は鍵盤のブッシング交換。
以前から少しずつ交換していて、今日は新たに5本を交換した。

ブッシングが磨り減り左右のあそびが増えると、カタカタ音がしたり、エネルギーロスが多く、タッチが不安定になる。

お預かり修理の場合は、蒸気で剥がし、膠(にかわ)で貼ることになるが、出先ではそうも行かないので、替わりにナイフと木工用接着剤を使う。

木工用接着剤は速乾のもの。
水分がやや少ないので、ブッシングクロスに染みこみにくいが、さらなる工夫で最善を狙う。

接着剤は、鍵盤側(木部)につけ、さらにしばらく置いてからブッシングクロスを貼ると、木工用接着剤の表面が乾き粘度も増して、クロスが付き易く染みこむ量も減り、クロスの柔らかさを保つことが出来る。

固まるのを待って、鍵盤に取り付けると、タッチも安定していい感じに仕上がった。

ずっとずっと末永く、園児の歌やお遊戯に活躍して欲しい。

http://okamotopiano.jp 岡本ピアノ工房






















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