2015年8月24日 (月曜日)

バッハの残した調律法 その2

Photoバッハが描いて残したとされる調律法が2つあります。

1つの調律法は、前回にも書いた「平均律クラビーア曲集の手書きのタイトルページ」に表された調律法。

もう1つは、「バッハが使っていたハンコのデザイン」が示しているとされる調律法です。

ピアニストの坪内久美子さん宅のピアノは、もうだいぶん長い間、これを現代ピアノにアレンジした方法で施工させてもらっています。

今回YOUTUBEにUpしたのは、古典調律法「Bach/WTCforPiano」で、
♪ラフマニノフ編曲クライスラー/愛の悲しみ と
♪ラフマニノフ編曲クライスラー/愛の喜び

演奏がとても素晴らしいです。ぜひお聴きください。

現代ピアノへの古典調律法のこころみ http://pianotuning.jp
岡本ピアノ工房 http://okamotopiano.jp

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2015年7月24日 (金曜日)

バッハの残した調律法

Dscf90442いろいろなドレミの音程があります。それぞれが高かったり低かったりするために、音楽がもっと豊かになります。
バッハが図で書き残したとされる2つの調律法のうち、平均律クラビーア曲集第一巻のタイトルページに描かれている調律法をやってみました。今回は現代ピアノ用に少々アレンジしたもの

いつもの研究チームは北美登利さん、坪内久美子さん、山下芳男さんと、岡本芳雄。

ピアノの背面にちょこんと置いたZOOM Q3で録った音をYOUTUBEにUpしたので、ぜひお聴きください。

演奏は坪内久美子さん。調律法は『Bach’sSeal1.6』で、

Bach/平均律クラビーア曲集第一巻より 1番プレリュード Cdur
Bach/平均律クラビーア曲集第一巻より 8番プレリュード Es moll(♭が6つ)

ラフマニノフ編曲クライスラー/愛の喜び Cdur
ラフマニノフ編曲クライスラー/愛の悲しみ Amoll

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2015年6月30日 (火曜日)

調律比較 現代ピアノへの古典調律と平均律

K長年お世話になっているKさん宅で、昨年6月&今年6月の調律の祭に試弾していただいたものをYOUTUBEにUpしました。

曲目はシューベルト/冬の旅No.21「DasWirthshaus」で、調律法の違う2つを並べています。

前半は昨年、音律はBach'sSeal1.0。
後半は今年、音律はEqual(平均律)。

Fdurで書かれたこの曲は、[Bach’sSeal1.0]では、穏やかなF 納まるC 平均律に似た元気なB♭、それぞれのコードの響きやメロディー音程が良い具合にマッチしています。[平均律]では、全体にふわっとしたビブラート感があり、その特長が良くあらわれているように思います。

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2011年5月24日 (火曜日)

今日の調律(長三度の和音の表情)とバラとハナムグリ

Dscf01292 この頃、あちらこちらのバラの庭が美しい。
ハナムグリも夢中に蜜を集めている。
メッチャ美しいピンクのバラの写真が撮れたけど、ちょっと照れてUPできません。
かねてからチャレンジしたかった、「長三度の和音の表情」をYOUTUBEにUPしました。
古典調律法に見られるいろんなC-Eを録音しました。

追記:YOUTUBEにUPしたら、音質がだいぶん悪くなってしまいました。せっかくなのでなんとかしたいと思い、検討中です。

追記2:当社「鍵盤楽器の為の十二音相環図」のサイトにWindowsMediaVideoのファイルをリンクしました。こちらの方が落ち着いた音で聴けますので、ご興味を持ってくださる方は、ご面倒ですが、こちらのページからダウンロードしてお聴きください。2011-05-25

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2011年4月 3日 (日曜日)

「待ち遠しい木蓮の花」 と 「今日の調律」

Dscf01172 もう一つ、春のお気にいりの景色はモクレン。
山道の そこ ここ に咲いている小さめの白い花は、バタバタした心を清らかにさせてくれる。また、庭先の紫の木蓮も華やかで美しい。
ご近所さんの紫のモクレンはのびのびと枝を伸ばした大きい木。もうすぐいっぱい花を咲かせるよ。

今日の調律は、昔ピアノ製作を勉強させていただいた東京ピアノ製作所(宇都宮市)のEASTEIN。今はもうないのが残念だけれど、10人ほどで製材から製作工程を持っていた隠れた人気の製作所で、怒られたりほめられたりした記憶が懐かしく愛おしい。
今日は、独立した頃初めて納品した友達の家のEASTEINを、VeryWell2で調律。
バッハのCdurのプレリュードを精いっぱい弾きました。
EASTEINの音色とハ長調の穏やかな響きを聴いてください。

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2011年3月31日 (木曜日)

ご近所さんの梅と今日の調律

Dscf01102 春のお気に入りのけしきの梅の花。

特に、
 いなかのお家の庭先の・・・
 まわりがそれとなく手入れしてあって・・・
 4分咲きくらいで・・・
書くと欲が出てくるな~・・・m(__)m

今日の調律では、オリジナル調律法VeryWell2(仮名)の、ハ長調の主な三和音と、嬰ハ長調のそれを比べました。
F-a-C⇒G-b-D⇒C-e-G と その半音上です。
穏やかな調と緊張感のある調。正反対の性格を持っています。

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2011年3月22日 (火曜日)

「久しぶり!」と今日の調律

Dscf00682 『おーっ!久しぶりやn元気やったか~』
おおかた10年ぶりの再会。
まずは分解。弦を磨いて掃除して、鍵盤ピンを磨いて、ネジの点検。
ざっとピッチ上げ(下調律)とアクションの調整して・・・

今日の調律:では、『ミーントーンのC-e-G(ドミソ)』を作ってみました。
五度の濁りは気になるものの、純正長三度の個性が際立って、ちょっと病みつきになりそうな三和音になりました。
しかーし。。お客様の同意なしにこれをやると、きっとクレームが来るので、やはり今日もVeryWell1で仕上げました。
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2011年3月 6日 (日曜日)

てんとう虫と今日の調律

Dscf00482 昨日の散歩の時に見つけたてんとう虫。
てんとう虫って 上へ上へいくと思っていたけど、まだ眠たいのか、もぐろう潜ろうとしていました。
今日の調律:は、学校のカワイのUpfでVeryWell2の調律。ショパンの葬送行進曲は♭が5つ。黒鍵の‘緊張感のある純正五度’と、G♭-B♭の唸りの多い‘不安な長三度’が相まって、この曲にぴったりな響きを生み出していると思っています。

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2011年3月 2日 (水曜日)

メッチャLovelyなピアノと今日の調律

Dscf00012 この腕木!なんて愛らしいスタイル☆
なんともいえぬ美しいカーブを描いている。

Dscf00072 よくぞやってくれました。
こんな工夫をやれた時代が懐かしい。
そんな時代のピアノ製作家に生まれたかった。ケド、きっとその頃ピアノに携わったような人は、特別な人だったろう・・・

Dscf00162 やっぱりその時代の良い音がするので、なんとか頑張って大好きな「シューベルトのアンプロンプチュ」のさわりを録画してUPしました

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2011年2月27日 (日曜日)

娘の料理!と今日の調律

Dscf00402今日はなんと!長女が料理をした☆
ハンバーグをパイ生地で包んでオーブンで焼いたもの。さぞ長いことかかったことだろう。『ずっと立ってたから腰がいたくなった』らしい。おいしかった~
今日の調律では、またまたビッグベンの鐘(チャイム)をUPしました。
今回は、VeryWell2-Temperament(仮名)のハ長調(C-dur)です。純正和音やピタゴラスの和音と違い、強い特徴はありませんが、ぜひ前にUPした二つと比べてください。普通なチャイムのメロディーとおだやかな和音になっていると思います。
録画を止めようとした途端、本物のチャイムが鳴って驚いた~。

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